重ね着不要のあったか下着でスリムな冬を

更新日:2023年12月18日 3,843 PV

寒い季節もいよいよ本番。「暖かくしたいけれど、着膨れするのは嫌!」そう思いながら、毎日の服選びに頭を悩ます女性も多いのでは?今回はすっきりとスリムなままで快適に冬を過ごすための、機能性防寒下着の活用方法をご紹介。今年の冬は下着を賢く利用して、重ね着も着ぶくれもストップ!

着ぶくれ防止の鍵は1枚でもあたたかいインナー

寒いとついつい重ね着しがち。5枚・6枚と重ね着すると動きにくい上、からだのシルエットもおぼつかず、おしゃれが台無しです。また、厚着をしすぎると血流にも問題が発生。からだにぴったりフィットした衣服を何枚も重ね着すると、血の巡りが悪くなり血管内の血液量が減ってしまう恐れが…。そのせいで、倦怠感に襲われたり体がだるくなったり、極めつけは血流の悪化が原因でからだが冷えてしまうのだそうです。

また、過剰な重ね着は「汗冷え」を引き起こすことも。例えば、満員電車を思い浮かべてください。ぎゅうぎゅう詰めの車内に分厚いコートを着て乗ると汗をかいてしまいますよね。でも、電車を降りてしばらくたつと今度はからだがヒンヤリ。これは車内でかいた汗が冷えたせいで起こる“汗冷え”が原因です。

からだを冷やさないための適度な重ね着は必要ですが、着ぶくれするほどの重ね着はNG。コート一枚の着脱で暑さ寒さを調節できるくらいがベストです。厚着をせずに寒さからからだを守るポイントは下着。下着一枚でもしっかりと暖かさを感じさせてくれるものを選んで、身に着けることが、冬のすっきりスタイルの秘訣です。

空気の層をまとって効果的に防寒を

冬になるとカシミヤなどのあったかいセーターが恋しくなりますよね。あったか衣類の代表のように思われているカシミヤですが、それ自体が発熱しているわけではありません。カシミヤを着ると暖かく感じるのは、人の体温をふんわりと閉じ込めてくれるから。つまり、人が暖かさを感じる鍵は、自分自身の体温を逃さないことにあるのです。スープが冷めないように器に蓋をするように、人間のからだから出る熱を上手に閉じ込めればいいというわけです。

人の体温を閉じ込めるのは「空気の層」。外気温度が低ければ皮膚表面の温度もどんどん下がってしまいますから、体温を奪われないように衣服で空気の層を作ります。外気と肌の間に空気の層があれば、皮膚表面の温度がキープできるのです。

空気の層を効果的に活用するためには、インナー、ミドルレイヤー、アウターの役割をしっかりと理解しましょう。まず、インナーはからだにフィットした肌着を選ぶこと。ぶかぶかの下着では皮膚との間に隙間ができて熱が逃げてしまいます。次はミドルレイヤー。からだを締め付けすぎないシャツやセーターなどを着て、インナーとミドルレイヤーの間に暖かい空気の層を作ります。アウターには外気をシャットアウトする素材のコートやジャンパーがおすすめ。このように、インナー、ミドルレイヤー、アウターの特性を存分に活用することで、真冬でもすっきりスリムな装いで暖かく過ごすことが可能になります。

また、安定した人気を誇るダウンジャケットは、薄着の上に着るとさらに効果的。熱源体である人間の体熱でダウンに含まれた空気が暖められ、暖かい空気の層をまとうことができるのです。冬のあったか装いのキーポイントは、「空気の層をまとう」ことです。

インナーを“正しく着る”と、あったかさが違う!

インナーの素材や機能はさまざまですが、大切なのは用途や目的あった下着を選ぶこと。たとえば、綿の下着は吸汗性や吸湿性に優れていますが、保水する特性があるために汗をよくかくシチュエーションでは汗冷えを起こし、体温を奪う恐れがあります。綿の下着の上に、機能性下着をつけるのもNG。綿の下着が汗をため込んでしまうため、機能性下着の湿気放出や保温の特性が全く生かされません。肌に直接触れる下着は状況や目的に合った機能性下着を選ぶのがよいでしょう。

また、機能性下着の中には極寒の地のアウトドアでも耐えられるような、二重構造、三重構造の保温力を備えた肌着も。下着だけで空気の層を作れるためさらに薄着が可能に。暖かさとオシャレのどちらも重視したい女性に人気です。薄手の起毛素材でなおかつ無縫製仕上げなら、アウターに響く心配もなく冬のおしゃれも思い切り楽しめますね。

機能性下着+空気の層+外気をシャットアウトで防寒はOK

冬の寒さ対策に必要なのは、重ね着ではありません。その日の過ごし方やファッションに合わせた機能性下着を身に着け、その上に空気の層をまとい、アウターで外気をシャットアウトする。からだを寒さから守るには、アウター、ミドルレイヤー、アウターの役割を正しく理解して、効率よくからだを暖めましょう。暖かく過ごすポイントを上手にファッションに取り入れて今年の冬は着ぶくれ知らずに。正しい下着選びで軽やかな冬をお楽しみください。

 

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この記事を編集した人

谷口 陽子

旅行大好き人間。海外に出るたび、日本食のすばらしさに気づき、今やお味噌を自分で作るまでに。健康オタクでもあり、中医学や体を温める健康法に造詣の深い関西在住のライター。

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