ストッキング・ソックスと血行の関係性

更新日:2023年07月03日 19,550 PV

皆さんは「脚の健康」について日々考えていますか?中国医学では、足の裏は第二の心臓と呼ばれています。

  • 足裏には約60~70の反射区(ツボ)がある
  • 足やふくらはぎには全身の3分の2の関節や筋肉がある

しかも、脚や足は「下半身」に位置し、血を下から上へ運ぶ重要な役割を担っています。ふくらはぎは心臓に血液を送り返すポンプ作用があります。

足をいたわることは、まさに命をいたわることになります。特に女性のかたは、足のむくみなどに悩まされている方も多いと感じます。

最近は足の健康を考えたストッキングや靴下が登場していますが、そうした足と脚の下着を使いこなすにも、正しい知識が必要です。

そこで、今回はストッキングやソックスと血行の関係性について、掘り下げていきたいと思います。

ソックスで睡眠時に血行を狭めることにも

ソックスで睡眠時に血行を狭めることにも

睡眠時は全体の血の巡りを良くしたいところ。そこに着圧ソックスなどで圧力を掛けると血の巡りは当然悪くなる可能性があります。睡眠時はなるべく体に負担を掛けるような行為は避けたいところです。

足には常に余分な負担が掛かってしまうと、足の筋肉が凝り固まっています。筋肉が凝り固まると、筋肉のうっ血、むくみや腫れが発生し、足の冷えと発展します。

睡眠以外でも、着圧ソックスは、弱圧や中圧のものを選び、長時間の使用は避けるようにしましょう。

着圧ソックスは複数利用で比較する

着圧ソックスは複数利用で比較する

着圧ソックスで血行促進をうたっているものもありますが、使いすぎはNGです。特に着圧ソックス1つだけに「血行促進」を頼っていると、使う頻度や程度が過剰になりがちです。

文字通り「着圧ソックス」なので、正しい「着圧」でソックスを履く必要があります。

自分自身で適切な着圧ソックスを見つけるためには、複数種類の着圧ソックスを購入し、履き心地を確認しましょう。

五本指ソックスと血行の関係

五本指ソックスと血行の関係

五本指ソックスは足指が独立しているため指の動きが活発になり、その刺激から血行が良くなると言われています。

また、五本指ソックスを履くことで、全部の指が均等に使われやすくなります。特に小指や薬指が使われると安定感が増し、健康的な歩行が実現していきます

足は深部体温を下げる重要な役割

足は深部体温を下げる重要な役割

血行促進や冷え性対策でソックスやストッキングを履いて寝ているかたがいるかもしれません。

そこで、注目したいのが「深部体温」です。深部体温とは深い部分、つまり、体の内部の温度のことを言います。

そして、快眠に重要なのがきちんと深部体温を下げることにあります。

では、深部体温がどうすればきちんと下がるのかということですが、「手足の末端は、熱を放散する」ことにあります。

特に手足の甲の部分から熱を逃がすことが重要だとされています。

深部体温の仕組みからすると、ソックスやストッキングで足から熱を逃がさなくすると、快眠が得られない可能性があります。

足の甲が出ている靴下、いわゆるフットカバーを使うのが一番良いと言えます。

深部体温を下げるには適切な入浴が効果的です。就寝の1~2時間前に、40℃前後のぬるめのお風呂にゆっくり浸かって体温を上げましょう。

お風呂で体を温めると、末梢血管が広がり、手足からの熱放散がスムーズになります。ほどよくぬるいお湯は、副交感神経を優位にするため、リラックスでき、心理的にも眠りやすくなります。

お風呂に浸かるのが面倒だという場合は、足湯を実践しましょう。容器に40℃前後の湯をはり、ふくらはぎの下まで浸かってください。

足の血行には定期的な炭酸泉を

足の血行には定期的な炭酸泉を

ラムネの温泉、炭酸泉は最近注目されていますよね。炭酸は普段の3~7倍の血流が促進されるとされています。

では、なぜ、炭酸泉が血の巡りを良くしてくれるかというと、炭酸が皮膚から浸透して、毛細血管の中に入っていくからです。

炭酸が血管に入って、血管内の二酸化炭素の濃度が高くなると、次はより酸素を供給しようとして血管を広げて、血流を増やそうとします。そのことで、血の巡りが良くなるのです。

炭酸泉は常に通えるものではないと思いますが、炭酸泉に定期的に入ることで、足が健やかな状態になります。

すると、ストッキングやソックスが気持ちよく履けるようになります。

足裏の汗で体温が下がることも視野に入れる

足裏の汗で体温が下がることも視野に入れる

ソックスやストッキングで足を覆うと、熱がこもり、足裏が多汗になる可能性があります。汗を必要以上にかいてしまうと、かえって足が冷えてしまい、血の巡りが悪くなる可能性もあります。

足に汗をよくかいてしまうかたは、替えの靴下やストッキングを用意して、履き替えを行うようにしましょう。

もしくは足裏ケアをするタオルなどを用意して、足裏を定期的に拭くのもいいです。デスクワークのかたは、更衣室やトイレに移動して、拭くようにすれば、必然的に立ったり、歩いたりをする回数が増えます。そのことで、足の血の巡りが鈍化するのを予防できます。

睡眠時は、寝ている間に足にかいた汗がこもるような素材の靴下はなるべく履かないようにしましょう。

足の冷えが気になる方は、保温性のある足裏シートを使うのもいいです。すごく気持ちよく眠ることができ、人によってはやみつきになります。

ミネラルウォーターで血流を良くしよう

ミネラルウォーターで血流を良くしよう

適切なストッキングやソックスを履くことと同時にぜひ実践してほしいのがミネラルウォーターをきちんと飲むということです。

特に非加熱処理の水がおすすめです。水を飲むと、血液やリンパの流れがよくなります。

水を飲むゴールデンタイムは、朝目覚めて歯磨き後に1杯、空腹時にこまめに1杯ずつ飲む、のどの渇きが強い時に2杯、就寝前にも1杯です。

最後に:足と脚の血行を考えた生活を

以上、ストッキング・ソックスと血行の関係性を掘り下げていきました。血行はストッキングやソックスで解決策を見い出しているかたも多いと思いますが、今回の知識を通してその他にやるべきことがたくさんあることがご理解頂けたかと思います。

足は第二の心臓、だからこそ、足を健やかに保つことは、心身の健やかさと美しさを底上げすることに繋がっていきます。ぜひ、今回の記事も参考にしてみてください。

 

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この記事を編集した人

美着家 Masami

医療・健康・健康・心理学など様々なジャンルの執筆を行っています。本サイトでは、美着家として、下着や衣類に関して独自のアプローチで研究をしています。

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