就活にタイツはNG?令和時代のタイツマナー

更新日:2019年12月02日 4,857 PV

 

「スーツ+タイツ」「就活+タイツ」…。これらは全てNGなのでしょうか。知っているようで知らないのがタイツの着用マナー。そもそも、タイツとストッキングの違いってなに? タイツのパッケージに書かれているデニールって何?など、今回はタイツに関するさまざまな疑問にお答えします。

知らないと恥をかくかも。タイツはどこまで許される?

「お葬式にタイツを履きたいけど大丈夫?」と悩んだことはありませんか? きちんとした場面においてはタイツの着用はどこまでOKでどこからNGとされるかは難しい問題です。

結論から言うと、透け感のないタイツはカジュアルウェアと見なされて、フォーマルな場にふさわしくないと考えられるようです。けれど、これもケースバイケースで、その時の状況によって受け入れられることも少なくありません。

葬儀や法事でのタイツは?

例えばお葬式で喪服を着用した場合、一般的には透け感のある黒いストッキングを合わせるのが正解ですが、寒い季節のお葬式に薄手のストッキングだけでは足元が冷えてしまいます。そういう時は、その地域の方に相談してみるのが一番。「タイツでも大丈夫」と言われたときは着用しても問題ないでしょう。冠婚葬祭は、地方のしきたりやその時の立場・格式によって、取るべき行動が変わってくるものですから、自分の常識だけで判断せずに事前に確認してみましょう。

ビジネスシーン・就活でのタイツは?

次にビジネススーツにタイツを合わせるパターン。これも職場の雰囲気によりOKとされる会社もあります。ただ社外の方と行う会議や食事会などでは、よりフォーマルなストッキングを着用した方が無難と言えるかもしれません。

就活においてのリクルートスーツとタイツの組み合わせは、「カジュアル過ぎる」印象になるためできれば避けたほうが良いでしょう。就活ではほとんどの女子がストッキングを履いているため、ひとりだけ厚手のタイツを履いていると浮いてしまう可能性がありますし、フレッシュマンの特権である「みずみずしさ」が薄れてしまうことも考えられます。キッチリした第一印象を与えたい場においては、最もフォーマルな肌色ストッキングがおすすめです。

 

そもそもタイツやストッキングはどちらも戦後に普及したもので、そのマナーも最近作られたものです。あまり堅苦しく考えずに、「その場に同席した人が、不快に思わないかどうか」という基準で考えると良いでしょう。

教えて! タイツとストッキングの違いは?

出典:twitpic.com

ではタイツがカジュアルで、ストッキングはフォーマルと言われるのはなぜでしょう。

両者の違いは透け感、つまり生地の厚さにあります。その厚みを表す目安となる単位を「デニール」といい、繊維の太さを表します。デニールの数値が上がれば、繊維は太く、生地は厚くなるのです。

そして、タイツとストッキングの一般的な境界線は30デニール。それ以上をタイツ、それ未満をストッキングと呼びます。ただこの定義はメーカーによってバラつきがあるようです。そして厚みが増すと靴下ではなく衣服のカテゴリーに入るため、タイツはストッキングよりもカジュアルとみなされる傾向にあるのです。

例外はありますが、一般的には30デニールのタイツであれば全体に透け感がありますので、フォーマルな場面でも問題ないでしょう。また雪の多い地方では60デニールぐらいならばストッキングの代わりに履いても大丈夫とも言われています。その地域の習慣や合わせる服のテイストを考えて、自分の脚がより魅力的に見えるデニール数を選びたいですね。

進化中! お悩み別おすすめタイツ3選

タイツは寒い日にストッキングの代わりに履くものと思われがちですが、最近のタイツは防寒だけではありません! 色や柄などのファッション性と、静電気・毛玉防止、消臭・抗菌効果などの機能性を兼ね備えたタイツが続々と登場しています。あなたの脚にぴったりのタイプを選んでください。

ここでは、お悩み別おすすめタイツを3つご紹介します。

美脚になりたいアナタに「着圧タイツ」

足首、ふくらはぎ、太もも、ヒップにかけて、美しく引き締める効果が期待できます。足首からふくらはぎにかけての引き締め効果が高いものは、仕事中の足のむくみが気になる人にぴったり。またお腹や腰周りが気になる人には、骨盤サポートタイプもあります。

足元が冷えがちなアナタに「発熱タイツ」

汗や湿気をしっかり吸収して、熱に換えてくれる優れもの。水分を素早く発散させるので、サラサラした履き心地も魅力です。「寒さはイヤだけれども、厚過ぎるタイツも苦手」という人におすすめの商品です。

華やかな透け感と温かさを同時に欲しいアナタに「シアータイツ」

ストッキングと同じような透け感のあるシアータイツ。さらに「光発熱加工」や「遠赤外線効果」などの機能を備えたタイプは、寒い季節のパーティーに重宝します。また植物エキス配合タイプや紫外線防止加工タイプはお肌にも優しく、使い始めたら手放せません。

防寒とマナーを両立させるタイツを選びましょう

「フォーマルな場面でタイツはNG」と言われるのは、素足が全く見えない厚手タイツを前提としている場合が多いもの。またどのぐらいの透け感がふさわしいかは、その時の状況や、地方のしきたりなどによって変わります。

マナーと言うと堅苦しく考えがちですが、キチンと相手を思いやる心を持てば難しいことはありません。寒い季節は、防寒とマナーを両立させる、ちょうど良いタイツを選ぶようにしましょう。

 

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この記事を編集した人

ミエコ

アメリカ在住のママライター。家電メーカーの役員秘書業務や出版社の編集業務を経験した後、家族の仕事の都合でドイツへ引っ越す。5年半のドイツ滞在中に2回の海外出産を経験し、現在は4児の母。帰国後、子育てのかたわらライターとして活動をする。2019年夏にアメリカ移住。「いつでも どこでも 楽しむ心を」がモットー。

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